4月から始まる国の医療制度改革の中で、関心を集めているのがいわゆる“メタボ健診”だ。
企業などの健康保険組合や国民健康保険などの医療保険者に対し、40〜74才の加入者の特定健診と特定保健指導を義務化。目標未達成なら罰則もある――とか。
そもそも、健康診断(健康診査)は、全身の健康状態を確認し、病気の早期発見・早期治療を目的としたもの。40才未満はこれまでどおり、企業や地域が実施する健康診断を受けることに変わりはない。
今回、40才以上を対象に始まる「特定健診」はメタボリックシンドロームに着目したもので、メタボに「当てはまる人」だけでなく「なりそうな人」を少しでも早く見つけ出し、さらに少しでも早く改善に取り組んでもらうことが目的として追加されたのだ。
従来の健康診断との大きな変更点は、メタボの診断基準で用いられる腹囲の測定が必須項目となったこと。また、総コレステロール量の測定が廃止され、動脈硬化に大きく関係しているLDL-コレステロールの測定が新規追加されたこと、の2つ。
さらに、空腹時の「血糖」が厳格化、身体計測のBMIや喫煙歴も考慮されるなど、「受診者の2人に1人は引っかかる」(業界関係者)と言われるほど厳しいものになっている。